足の親指が機能していない人は、小指側(外側)に体重が偏っています。このような「外側重心」の人は、以下のような身体的リスクや不調を抱えやすくなります。
〇 足・脚へのリスク
外反母趾や内反小趾:足の指のバランスが崩れ、小指や親指が変形しやすくなる。
足底筋膜炎:足裏に過剰な負荷がかかり、炎症や痛みを引き起こす。
小趾側のタコ・マメ:荷重が偏ることで皮膚が硬くなったり痛みが出やすくなる。
足の親指に巻き爪ができやすくなる。
〇 膝・股関節・骨盤へのリスク
O脚傾向:膝が外に開くO脚になりやすく、膝関節への負担が増す。
股関節の動きの制限:外旋(外向き)優位の姿勢が続き、股関節の柔軟性低下につながる。
骨盤の傾き・ねじれ:体重の偏りが骨盤の歪みを生み、慢性的な腰痛や姿勢不良を引き起こす。
〇 全身への影響
姿勢不良(猫背や反り腰):体の土台が不安定になり、上半身のバランスも崩れる。
肩こり・首こり:姿勢の歪みが首や肩にも負荷をかけ、慢性的な緊張が続く。
バランス力の低下・転倒リスク:重心の偏りでバランス感覚が低下し、つまずきやすくなる。
◆過去に足首を捻挫や骨折などで負傷した人、ヒールなどのかかとの高い靴を常用している人は、足の親指が使えなくなっていることが多いです。
体のバランス調整をすると、理想の重心の確保でき、足の親指の機能が向上し、上記のようなリスクを減らすことができると考えています。